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2010.08/23(Mon)

【Corpse party】【ネタバレ】コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー~コンプリートしたのでネタバレありで感想なんかを書いてみる

コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアーPSP
PSPのコープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー、EXTRAを含めた全エンディングと名札をコンプリートしました。
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアーPSP エンディングコンプリート

ちょっとだけ攻略~CHAPTER4の★3エンド

TRUE ENDを見たあとのコンプリート作業では、コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー 攻略 Wikiにお世話になりました。エンディング・名札とも完璧に網羅されているのですが、CHAPTER4の★3エンドだけ埋めるのにちょっと手間取ったので、チャートを書いておきます。

同WikiのENDING LISTでは、ネタバレ回避のためか、ちょっと持って回った書き方になっていますが、このエンドは保健室で霧崎凍狐に刺殺されるエンディングです。
自分は、
・ 直美の携帯を取らずに本館3階女子厠へ行って、直美を見殺しにする
・ 戻って本館1階、5のAで逃げる光のイベント(「一人では取れない」のを確認)→保健室に霧崎凍狐出現
・ 保健室で霧崎凍狐と話す(これがWikiにある「一回目の保健室イベント」)
・ 本館1階用務員室前で世以子の携帯を拾う
・ 保健室で霧崎凍狐と話し、「殺しにきたのか?」に「はい」と回答
で、無事(Wrong Endで無事というのも変ですが)に★3エンドが発生しました。

改めて、感想

ネタバレなしの感想も書いたのですが、やっぱりいろいろと書き難いので、ストーリーを中心に、ネタバレありで改めて感想を。
何はともあれ、とにかく楽しめました。クリアまでは夢中でプレイしました。

サスペンスホラーとしてよく練られたストーリー

まず何よりも、緊迫したストーリーが面白い。小野不由美さんあたりにノベライズしてもらえばヒットするかも。

「多重閉鎖空間に存在する呪われた小学校から脱出する」のが目的というわかりやすい大筋があり、脱出のためには呪いの根元を突き止め、真犯人に懺悔させる必要があるという目的が示され、探索により徐々に事態の全貌が明らかになる過程は興味をかき立てます。

事件の真相は二重三重に重なり合っていますが、昔と思われていた1973年の事件は、さらに昔の1953年の事件の続きに過ぎないこと、1973年の事件の犯人は、実は操られていた被害者に過ぎなかったという事実など、プロットはよく練られています。

そして、テキストがストーリーをよく盛り上げています。
このゲームの「怖さ」の源泉であるグロテスクな表現は、グラフィックの面ではドット絵が使われていることで歯止めがかかっていますが、テキストと音声がグラフィックを補って余りあるほど暴走しています。被害者の舌が切り取られる場面や眼球がえぐり出される場面などのテキストは、読んでいて嫌な汗が出てくるほど。

さらに、被害者の、事件に巻き込まれる前の平和な日常を描いた「EXTRA」が悲惨さを一層強調しています。
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアーPSP 犠牲者の名札リスト 名前を選択すると死因が表示される

最後に、TRUE ENDのエピローグで語られる、世以子と直美のエピソードでカタルシス。
死者から同じ文面のメールがどんどん届くというのは間違いなくホラーですし、連続で鳴り響くメールの着信音は精神をささくれ立たせるものであるはずですが、それがカタルシスになるとは。


ただ、不満点もいくつかあります。

まず、せっかくのストーリーが最後の最後で腰砕けになるのはいただけません。

エンディング直前まで、真犯人に懺悔させ、雪たち怨霊を除霊し、多重閉鎖空間を崩壊させてこれ以上の被害を防ぐはずだったのに、全ての真相が明らかになっているのにこれをあっさり諦めて「逆打ち」で単に脱出してくるのは本当に、力一杯脱力しました。

原作者さんが続編製作に意欲を見せているから、ということらしいのですが、いったん全部解決させて欲しかったと思います。

そして、ストーリーが腰砕けになったのと関係があるのかもしれませんが、回収されてなさそうな伏線があるのが気になります。
自分が気になるのは、篠崎あゆみに関係する二つ。

一つは、あゆみの名字です。
そう、サチコと同じ名字の「篠崎」。EXTRAで彼女の姉「ひのえ」がちょっとだけ登場しますが、「コープスパーティー - Wikipedia」によれば、ひのえは霊能力者だとか。あゆみ自身もいろいろと「見える」ようですので、彼女たち姉妹の能力は生来のものなのでしょう。
そういうことを考え合わせると、やはり「篠崎」という名字には意味があるように思うのです。

もう一つは、あゆみが生理中だったこと。
事件に巻き込まれる前日から「貧血が始まっていたんだ」と本人が語っていますし、その後は制服のスカートを経血で汚したまま探索を続けています。
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアーPSP 制服を血で汚したまま探索を続ける篠崎あゆみ
特にスピリチュアルな物事が語られる局面では「穢れ」として扱われる(その当否はとりあえず脇に置いておきます)生理が、単に岸沼良樹のデリカシーの無さを示すイベントのネタとしてだけ使われているわけはないと思うのですが。

さらに、ストーリーで気になったのがサブキャラの扱いの軽さ。
CHAPTER1から登場しており、準メインキャラなのかと思っていた結衣先生や森繁朔太郎、鈴本繭たちが、ろくなエピソードもなくあっさり死んでいくのは違和感がありました。

学校という舞台を活かした怖さの演出

ホラーですから、プレイを始めたときからどれだけ怖がらせてくれるか期待していました。
「怖さ」に対する嗜好はきっと個人差が大きくて、さらに一定の限度を超えてしまえば例え「怖いのが好き」という人であっても先に進めなくなってしまうこともあるでしょうから、さじ加減が難しそうです。

で、このゲームで怖がらせてもらえたかというと…自分は「結構怖かった」ぐらいかな?限界まではまだ余裕がある感じです。

怖さの元になっているのは、一つは「グロさ」。
ドット絵のマップ画面の表現力をテキストや音声が補って、グロさを盛り上げます。

もう一つは、雰囲気の出し方。
「学校」という舞台を活かした怖さの演出が光ります。
例えば、音楽室。誰もいない音楽室から聞こえてくるピアノの音、壁に貼られた過去の音楽家の肖像、そして近くまで行くと止んでしまうピアノの音、とか。他にはトイレの個室。学校のトイレの個室といえばもうそれだけで気味が悪そうですが、5つぐらいあるトイレの個室全てに首つりの日もがぶら下がっているのが見える場面とかはぞっとします。
その他にも、戸棚を調べると、戸棚いっぱいに髪の毛が詰め込まれている、と不気味なテキストが表示され、もう一度調べるとそこに一瞬うっすらと人間の顔が浮かび上がるとかの演出も雰囲気十分です。

逆に、ちょっと怖さを削いでいると思ったのが、危害を加えてくる相手と対処方法が明らかになってしまうこと。
過去の事件で惨殺された子供の霊が登場するのですが、マップ画面でぼんやりと光るキャラクターとして表示され、マップ上で接触するか、自分のキャラクターと霊のキャラクターが正面から向き合う状態になると、目があったことになり、いずれもWrong Endになります。
でも、これは逆に、「マップ上で敵のシンボルに接触しないように」探索を進めることで回避できることになります。霊のキャラクターに自分のキャラクターが追いかけられる場面もあるのですが、しばらく遊んでいると「まずX座標を合わせてからY座標を合わせようとする」敵の動きがわかってきて、何ともゲーム的な方法で接触を避けることができるようになります。こうなってしまえば、霊であってももう怖くなくなってしまいます。

もしかしてツクールから進歩していないシステム

ストーリーを支えるはずのゲームシステムで、特筆すべきは音声です。

以前のエントリで書いたとおり、ダミーヘッドマイクを使ってバイノーラル録音されたフルボイスの音声は、声優さんの熱演も相俟って、ストーリーの演出に大きな役目を果たしています。

しかし、それ以外の部分では、ゲームとしての出来はあまりいいとは言えません。

まず、不具合。
CHAPTER1でのフラグ管理に不具合があってハマリ状態になってしまうバグや、突然のフリーズに悩まされました。特にフリーズは、マップ切替のタイミングで、何の前兆もなくPSPが一切のキー入力を受け付けなくなった上、しばらくすると電源が落ちるという性質の悪いもので、自分は6回ほどやられました。

そして、遊びやすさがあまり考慮されていないこと。
作れるセーブデータがCHAPTER一つにつき5つ、という制限があり、「引き返せなくなりそうな分岐の前ではセーブ」というRPGやADVを遊ぶときの一般的な方法が使いにくくなっています。実際、CHAPTER5で足りなくなって、CHAPTERの最初からやり直す羽目になりました。

さらに、スキップができないこと。
長いイベントの後にゲームオーバーになると、再度そのイベントを読み返す必要があり、これをボタン連打で飛ばすことになるのですが、これがもう面倒でたまりませんでした。ゲームの性質上、突然ゲームオーバーになることも多く、さらにフリーズで直近のセーブデータからやり直しになったこともあります。緊迫したやり取りがされているはずのイベントが、不十分なシステムのために面倒なものになってしまうのはちょっと悲しいことです。

面白そうなゲームを見つけてくるのは上手です

5pb.はPCで面白そうなゲームを見つけてきてコンシューマーに移植するのが得意で、またいいゲームを見つけてきたなあと思いました。
今後も期待しています。
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テーマ : コープスパーティー - ジャンル : ゲーム

タグ : PSP 限定版 コープスパーティー

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